ヴィラ・イザベウ 2018


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“急げ、未来はもうそこまで来ている！”

概要
私たちはどこから来たの でしょうか？私たちはどこへ行くのでしょうか？私たちが望むような未来は、どのように選んだらよいのでしょうか？ヴィラ・イザベウはまず、私たちが現在位 置までたどり着いた要因である（そしてさらに先へ進む要因たり得る）発見や発明の歴史を振り返ります。さあ急いで席についてください。用意はいいですか？ ヴィラの出発です！私たちが何を作り上げることができるのかということも、合わせて明らかになることでしょうが、その答えに出会うためにも、まずは過去に 目を向けることからはじめる必要があります。歴史の始まりの時から、私たちは未来を作り続け、そうすることで毎日一歩ずつ前進しています。それでは、私た ちの祖先はどのようにして、私たちが現在認識している世界を作り上げたのでしょうか？さらには、私たちの未来に革命的変化を起こすようなものを私たちは発 明することができるのでしょうか？それは何でしょうか？

まず光ができた！
こ の惑星の初期の住人たちは長きにわたって闇（つまり危険で敵対的な世界）の中に暮らしていました。何千年もの間、私たちは暗闇の中で孤独な状態にありまし たが、やがて、自然を管理する術を習得し始めることで状況が変化します。先史時代の人類最大の成果は火でした。続いて、灯りを手に持って行く道を照らす方 法も発見しました。その後も私たちは長い年月をかけて、火を様々な形で利用する手段を発明してきました。その結果、今日では都市全体を明るく照らすことが できます。それもこれも、遠い過去に我らが人類の内の誰かさんが、素晴らしい思いつきをしてくれたおかげというわけです。

世界は回る、止まることなく
と ころで、世界を回るようにしたのは、私たちの内の誰でしょうか？新しい変革の時代の始まりは、農業その他の分野で用いられた車輪の発明によってもたらされ ました。それをもとに、私たちは歯車を作成し、増減速ができるようにしました。重いものを持ち上げ、物体を設置したり撤去したりする、高出力や抵抗力を私 たちは獲得しました。さらに私たちは、臼を動かし、水流を変え、時間、さらには秒を管理するようになりました。時間を計測することによって生活を加速させ るとは、どれだけすごい考えをすればこんなことを思いつけたのでしょうか。常にこうした特異的な発明家が私たちの生活の変革に貢献してきました。彼らの発 見につれて、私たちは未来に向かって飛び出してきたのです！


手の内にある世界
現 在について理解し、未来について考える上で、私たちは初期の粘土板になされた記録がどのように生まれたのかを確認しないわけにはいきません。それこそが長 い時間を経て、様々な民族の文書記録のもとになったものだからです。さらに数字の発祥と数学の習得から、私たちは数々の素晴らしい発明を生み出し、計算力 を飛躍的に向上させてきました。他にも、文字と数字をきっかけにして、人類史上の革命的な発明がなされました。印刷です！印刷された書籍は、全ての分野で 未来創造を容易にし、世界中に普及しました。人と人との連絡も活発になりましたが、私たちがお互いにぐっと近づいたのは電話のおかげです。技術の進歩につ れて私たちの間の距離が縮まってきたのです。同じ方向性で、私たちはコンピュータ言語を発明しました。初期の計算機は巨大なものでしたが、ほどなくして、 私たちの手のひらに乗るようになりました。今日、私たちはどこからでも、ひとクリックするだけで、通信網を通じて地球上のどこにいる人とでも連絡をとるこ とができます。ここでも私たちは新時代の開始地点にいるのです。

音と動画
す べては光にともなって始まったという聖書の言葉を思い出させるように、光という魅力的な現象は、人類の芸術と通信手段の歴史に信じられないほどの影響を及 ぼしています。膨大な数の研究を通じて、多くの人々が映像を記録保存したり再現したりする手段を捜し求めた末に、写真技術が獲得されました。ほどなくし て、世界中の人々が生活の中の重要な場面を記録するようになりました。ラジオとテレビの発明によって、ニュースや娯楽コンテンツの即時的な伝達配信ができ るようになりました。それでも、動画と音を組み合わせて人々を魅了したのは映画でした。（建築、絵画、彫刻、音楽、舞踏、文学に続く）第七芸術と呼ばれる 映画は、特殊効果を生み出す高度な技術を用いて、時を越え、驚くべき場所に私たちを誘います。

どこに行きたい？
そ れでは前に進むとしましょう。私たちの生活を根底から変革するようなことが何か起きそうです。かつて世界を動かした発明としてもうひとつ挙げるならば、そ れはコンパス（方位磁石）です。これによって、日夜を問わず何時でも、海でも、陸でも、空でも、旅人や冒険者が進路を把握し長距離を進むことができるよう になりました。航海者は進路を誤らずに大洋を自由に渡ることが可能となり、大陸間の貿易が盛んになりました。海の男たちをおびえさせていた深海の謎も、や がて解明されていきました。未踏の地の実態を解明したいという欲望がきっかけとなって、先進的な発明家の発想を促しました。さらに、何世紀にもわたる変革 を経た今、私たちは宇宙空間にまで足をのばすことができるようになりました。はじめに登場したのは気球で、続いて飛行機、ロケットが現れました。今や私た ちは、他の惑星を探索できるまでに至り、独創的なもの作りという人類の力をベースに、夢のような冒険を現実のものとして生きています。

明日はどうなる？
思 えばここまで、実に長い道のりをたどってきたものです。ここに至り、私たちは私たちの明日がどうあるべきか、自由に選べる立場にあります。今は見るだけと いう新技術もすぐに皆の手が届くようになることでしょう。既に、有毒ガスを排出せずに走行し、家庭でチャージできる車両の生産技術が存在します。何千年に もわたって自然を解明しようとしてきた結果、私たちは自然を保全することがいかに重要であるかということに気づきました。汚染も破壊もない、クリーンなエ ネルギーを生み出し環境バランスを維持できる、持続可能な未来を私たちは企図することができます。つまり、この惑星の全ての生物を尊重し、それらと調和し て存続していく道へと私たちは進む必要があるということです。接続の用意はいいですか？デジタルで日々の計画をたてて実行命令を出すだけで全てが実現する 情報化都市で暮らす用意はいいですか？嘘だと思いますか？それなら急いで。この変革は今はじまったばかりです。では、未来で会いましょう！

パウロ・バホス

サンバ･エンヘード
作： ピングイン、JP、マルセロ・ヴァレンシア、ジュリオ、デコ・アウグスト
特別参加： エヴァンドロ・ボカォン、アンドレ・ヂニス、BJカリオカ・ダ・ヴィラ

水平線を超えて
その先に何があるか知ろうとするなら
まずは深く潜ることだ、根源は過去にある
かつての姿は、これからの姿をうつしだす
人の魂に燃える炎が
それを感じる人を暖め、守らせる
夢をうみだし、精神を高め
ボクという存在の中に輝く

世界は回る、ヴィラの周りで
命の輪が風車を動かす
新しい時代の風の中、考える力が
新しい道を進む

手の中でかたどられる運命
ひもとかれる歴史の教訓
書籍が進化をうながす
クリックひとつでどこでも行ける
ラジオやテレビの電波に乗って
第7芸術はさらに見せてくれる
教養、スペシャルどころではない効果
冒険者たちは大海原をわたり
夢を海の底へと運ぶ
宇宙にも乗り出し、一歩を踏み出す
人の想像の範囲を超えた大きな一歩を
今日、科学について考えることは
やがて来るものについて理解すること
それなら議論してどうなる
急げ、未来はもうそこまで来ている

サンバの民は、人民の前衛
マカッコスとブーレヴァールに住む
ここに来て学べ、「わがヴィラは最高」
「先進性と伝統」

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