G.R.E.S. ポルテーラ
創立: 1923年4月11日(前身であるコンジュント・オズヴァウド・クルースの設立日)
チームカラー: 青+白
シンボル: ワシ
名前は、設立本拠地の旧地名。18世紀から19世紀にかけてサトウキビ精製工場「Engenho do
Portela」が存在したことに因んだもの(言葉の意味的には、「谷間の道」「(狭い)門」など)。
デイシャ・ファラール(→エスタシオ・ヂ・サ)、マンゲイラと並
んで、「エスコーラ・ヂ・サンバ」という形態の成立期から現在まで存続する古豪。
1935
年に、アレゴリア(地球を表した山車)を初導入。1939年の「サンバの試練」をサンバ・エンヘードの始まりとする説もある。その他、エンヘードを正確に
反映した衣装、コミサォン・ヂ・フレンチ、スタッフ衣装の統一、テルセイラ・スルドの使用など、パレード様式のスタンダードを作り出してきた。
優勝は21回(2011年まで)を数え、初期のエンヘードにも因んで「サンバの王族(Majestade)」の異名を誇るが、カーニバルの現代化には乗
り切れておらず、1985年以降、タイトルから遠ざかっている(降格の経験はない)。
バテリアは伝統的にスルドの目立つ、重厚な音を特徴としていたが、近年の高速化に合わせるべく若干軽めのアレンジを施している様子がうかがえる。
創
立メンバーのパウロ・ダ・ポルテーラ、アントニオ・フフィーノを始め、アニセート・ダ・ポルテーラ、ミジーニャ、マナセーア、アルジェミーロ、アウベル
ト・ロナート、シコ・サンターナ、カスキーニャ、アウシーヂス・ヂアス・ロピス、アウヴァイアーヂ、コロンボ、ピコリーノ、カンデイア、ヴァウヂール
59、ゼ・ケッチ、ウィルソン・モレイラ、モナルコ、ノカ・ダ・ポルテーラ、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ、ジャイール・ド・カヴァキーニョ、ジョルジ・
ド・ヴィオラォン、マルサウなどなど、多くのミュージシャンを輩出している。
大所帯だけに内紛もそれなりに発生し、1984年には分派したメンバーがトラヂサォンを設立している。
エンヘード
- 1929年 (コンジュント・オズヴァウド・クルース)エンヘードなし ゼ・エスピンゲーラ主催のコンクール優勝
- 1930年 (ケン・ノス・ファス・エ・カプリッショ)?
- 1931年 (ヴァイ・コモ・ポーヂ) 「サンバ陛下」
- 1932年 (ヴァイ・コモ・ポーヂ) 「現代のカーニバル」 2位
- 1933年 (ヴァイ・コモ・ポーヂ) 「栄光への飛翔−それがカーニバル」 4位
- 1934年 (ヴァイ・コモ・ポーヂ) 「サンバ学院」 カンポ・ヂ・サンターナ 2位
- 1935年 「世界を征服するサンバ」 優勝
- 1936年 エンヘードなし 3位
- 1937年 「カーニバル−素晴らしい冒険のサンバ」 2位
- 1938年 「サンバの民主主義」 ノーコンテスト
- 1939年 「サンバの試練」 優勝
- 1940年 「司法讃歌」 5位
- 1941年 「栄光の10年」 優勝
- 1942年 「サンバの生命」 優勝
- 1943年 「戦争のカーニバル」 優勝
- 1944年 「輝かしいブラジル」 優勝
- 1945年 「愛国的動機」 優勝
- 1946年 「新世界の夜明け」 優勝
- 1947年 「名誉勲章」 優勝
- 1948年 「皇女イザベウ」 3位
- 1949年 「巨人の覚醒」 UGES(プラッサ・オンゼ) 2位
- 1950年 「ブラジルの富」 UGES(プラッサ・オンゼ) 2位
- 1951年 「放蕩息子の帰還」 UGES(プラッサ・オンゼ) 優勝
- 1952年 「昨日のブラジル」 審査なし
- 1953年 「偉大なる6つの日付」 優勝
- 1954年 「サンパウロ400年」 4位
- 1955年 「2月のフェスタ・ジュニーナ(6月祭)」 3位
- 1956年 「ブラジルの宝、ブラジルの富、ブラジルは自然に恵まれた巨人」 2位
- 1957年 「ジョアン6世の遺産」 優勝
- 1958年 「ブラジルの著名人と天体暦」 優勝
- 1959年 「ブラジル、栄光のパンテオン」 優勝
- 1960年 「リオ、サンバの永遠の首都、永遠の都市」 優勝(5チーム同点)
- 1961年 「ブラジルの至宝と伝説」 3位
- 1962年 「(ヨハン・モーリッツ)ルゲンダス−絵画的ブラジル紀行」 優勝
- 1963年 「マウア男爵と彼が実現したもの、彼の時代」 4位
- 1964年 「ペドロ1世の2度目の結婚」 優勝
- 1965年 「リ
オの400年史−モーホ・カーラ・ヂ・カォン(犬面岩)からプラッサ・オンゼまで」 3位
- 1966
年 「あ
る民兵軍曹の想い出」 優勝
- 1967
年 「こんな日が洗礼日」 7位
- 1968
年 「イペーの幹」 4位
- 1969
年 「13隻の船」 3位
- 1970
年 「アマゾンの伝説と神秘」 優勝
- 1971
年 「三つの時代のラパ」 2位
- 1972
年 「イ
ル・アイェー、生命の大地」 3位
- 1973
年 「パ
サルガダエ、王の味方」 4位
- 1974
年 「ピ
シンギーニャのより良き世界」 2位
- 1975
年 「マ
クナイーナ、我らが人民の英雄」 5位
- 1976
年 「パ
コヴァウから来た男」 4位
- 1977
年 「就
位式典」 2位
- 1978
年 「ブ
ラジル流の女」 5位
- 1979
年 「信
じられない、素晴らしい、尋常じゃない」 3位
- 1980
年 「今
日はマーマレードがある」 優勝(3チーム同点)
- 1981
年 「海の不思議から、
夜の煌きを作り出した」 3位
- 1982
年 「私
のブラジルのブラジル」 2位
- 1983
年 「王
冠の復活−ヘイザード(王の治世)、ヘイノ(王国)、ヘイナード(君主制)」 2位
- 1984
年 「砂の物語」 日曜日の1位、スーペルカンペオナート2位
- 1985
年 「思
い出すことは生きること」 4位
- 1986
年 「カー
ニバルのモルフェウス。ブラジルのユートピア」 4位
- 1987
年 「ア
デライヂ、平和の鳩」 3位
- 1988
年 「リ
オの伝説、副王の夢」 5位
- 1989
年 「見
つけただけだ。盗んだわけではない。」 6位
- 1990
年 「こ
の大地は金と銀で出来ている」 10位
- 1991
年 「虚
栄心への賛辞」 6位
- 1992
年 「青
が内包する全ての青」 5位
- 1993
年 「結婚式」 10位
- 1994
年 「サンバがサンバだった頃」 7位
- 1995
年 「たまらなく好き」
2位
- 1996
年 「日
焼けした人々がいいところを見せる」 8位
- 1997
年 「美
しくあれ、永遠に、オリンダ」 8位
- 1998
年 「夜の眼」 4位
- 1999
年 「ミ
ナス・ジェライスの道に戻る」 8位
- 2000
年 「ブ
ラジルの労働者。ジェットゥーリオ・ヴァルガスの時代」 10位
- 2001
年 「望
むことはできること」 10位
- 2002
年 「ア
マゾナス、その発見。緑のエルドラドの熱狂と真実。」 8位
- 2003
年 「昨
日、今日、そしていつまでも。シネランヂア。サンバがブラジル版ブロードウェイに登場。」 8位
- 2004
年 「ア
マゾンの神話と謎」 7位
- 2005
年 「私
たちはできる!世界を変える8つの方法」 13位
- 2006
年 「ブ
ラジルよ、顔に印を刻み、全世界に見せろ」 7位
- 2007
年 「カー
ニバルの地にオリンポスの神々−スポーツと健康と美の祭典」 8位
- 2008
年 「自
然を再構築、命を再生、夢の実現」 4位
- 2009
年 「愛
といえば、、、君は今どこに?」 3位
- 2010
年 「境
界を打ち破り、自由を獲得し、、、平和のリオ、恩寵の州」 9位
- 2011
年 「リ
オ、海の青色」 火災のため審査除外
- 2012
年 「、、、
そして人々が道で歌う。あたかも祈りのように、宗教儀式のように、、、」 6位
- 2013
年 「マ
ドゥレイラ、、、私の心が流れに身をまかせたところ」 7位
- 2014
年 「海から海へと注ぐ河、ヴァロンゴ桟橋から聖セバスチアォンの栄光へ」 3位
- 2015
年 「想像のリオ、超現実都市における450回の1月」 5位
- 2016
年 「鷲の翼に乗って−終わりなき旅」 3位
- 2017
年 「あの川の流れを見て感動したことのない人などあろうか」 優勝
- 2018 年 「突然にあちらからこちらへ、そして『とつぜんに』こちらからあちらへ」
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